新聞などでも報じられたのでご存じの方もいらっしゃると思いますが、2月23日に秩父地場産業の担い手の一つであります秩父太平洋セメントが普通セメント生産を中止するという発表がありました。ただ、特殊セメントの一部の生産と石灰石粉末の生産は継続しますが仕事量は激減することでしょう。
生産を中止する工場は太平洋セメントグループの内、高知県の土佐工場と大分県の大分工場佐伯プラント、そして子会社である我が秩父市の秩父太平洋セメントの計3工場と発表になっています。リーマンショックによる世界経済の低迷の煽り、またセメント需要の減少から縮小を余儀なくされた結果となりました。
秩父太平洋セメントは1956年に秩父セメント秩父第二工場として発足以来、二度の合併及び2000年12月の太平洋セメントからの分社化を経て今日に至っています。
この間50余年に亘るセメント生産によって秩父地域の地場産業を支え続け、また近年はリサイクル処理の先進工場を目指し、資源循環を旗印に社会貢献を果たしてきただけに極めて残念な結果となりました。
この間50余年に亘るセメント生産によって秩父地域の地場産業を支え続け、また近年はリサイクル処理の先進工場を目指し、資源循環を旗印に社会貢献を果たしてきただけに極めて残念な結果となりました。
私の会社、(株)野口鉄工に於いても定修作業(年2回の窯を止めての2〜3週間に及ぶ工場全体のメンテナンスのことです)をメインに古くから従事させていただいたので少なからず影響があります。今年の始めから、太平洋セメントグループの埼玉県にある3工場の内1つがセメント生産中止になると噂が流れていたのですが、まさか秩父だとは思わず、この発表がなされた時もちょうど定修作業のまっただ中だったので驚きを隠せませんでした。
今後どのように経済状況が推移していくかはわかりませんが、秩父の街からセメント産業がなくなるということは秩父地域にとっても非常に残念なことです。うまくまとまりませんがかなりショックだったのでブログで書かせてもらいました。
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